「日曜日、どっかいかねーか？」
中学2年の夏。
教室の中で、俺达は会话をしている。
「私は别にいいけど、どこ行くの？」
「ま、まあ、俺がいいところに连れて行ってやるから。
电车乗るから、ちゃんと电车赁もってこいよ。?
「分かった。? そして、俺のその一言が始まりでこの一日が始まる。 「おまたせっ！」
泉も俺も、デジタルワールドにいた时の格好で駅にやってきた。
そして切符を买い、电车に乗り込む。
「ところで、本当にどこ行くの？?
不思议そうな表情で、泉は俺に问いかけてきた。
「まあ、ついてからのお楽しみってやつかな。?
そういって、泉に微笑みかける。
泉も、俺が笑っているのを见て笑う。
あんなこんなでもう、目的の駅へ到着した。 「こっちだ。」
俺は、泉の手を引いて、歩き出す。
泉は、俺の后にただただついていくだけ。
そして、やっとたどり着いた。 「うわぁ～！绮丽！」
「???だろ？最近见つけたんだ。」
そこは、夏とは思えない凉しさで、绿が茂り、
绮丽に青い空が见える、绝好の场所だった。
「空ってこんなに広かったんだー。」
そう言って、泉は空を见上げる。
俺もつられて空を见上げる。 とても绮丽な空。
気持ちのよい风。
泉といる场所。
幸せな时间。 俺达は、草の上に座って、空を眺めていた。
俺はふと、梦中で空を眺める泉を见てみた。
穏やかな様子で空を见つめている。
かなりこの场所が気に入ったようだ。
???と、泉と俺の目が合った。
「???？どうしたの？？」
「あ???いやっ???别に???。」
「ねぇ、本当に绮丽だよね。?
泉がそっと俺に近寄り、そう言った。
「そうだな。」
俺は泉の手を握り缔め、微笑みながらそう言った。 「ところで、何で私を连れてきてくれたの？
他にも友达とか连れて行けばよかったのに???。」
泉にそういわれ、少し耻ずかしくなってしまう俺。
人付き合いにあまり惯れていないせいか、
今伝えたい言叶がなかなか出てこない。
「泉だから???。」
「えっ？」
「泉だからなんだよ。?
俺は颜を赤くし、泉から目をそらす。
泉も、颜を赤くしている様子。 无言になった。
これから、何を言っていいか分からなかった。
「???帰ろっか。?
「そ、そうだな???。」
俺达は、お互い、気まずい思いで电车に乗り込んだ。 「あ???ありがとう。」
最初にこの空気を変えたのは泉だった。
「いいところに连れて来てもらっちゃって。」
「べ???别に???。?
俺は、照れくさいらしく、短い返事だけをしていた。
???すると、泉が俺の隣の席に座り、俺に抱きついてきた。
「お、おい！泉！」
俺は正直あせった。
急に抱きつかれる事なんて、あまりないからだ。
「また、连れて行ってよね。?
笑いながらそう言う。
「あぁ、绝対また行こうな。? 穏やかになった俺达の心。
俺达の気持ちは少しずつ、近づいていく???。