重いテーマをキャッチーかつカラフルにデザイン
——今回のアルバム「Lollipop Kingdom」は非常にカラフルでバラエティに富んだ作品だと思いました。「砂糖菓子の王国で起こる、最高に不完全なラヴストーリー」というアルバムのコンセプトはどのようにして生まれたんですか?
元々は「ときどきすてきなこのせかい」(アルバム通常盘のみ収录)の歌词を书いたところから始まりました。いつも作词するときはアルバム全体のストーリーを考えつつ、ところどころの伏线を活かしていくんですけど、もっと本能的に歌词を书きたいと思って作ったのが「ときどきすてきなこのせかい」なんです。そうしたら、「悪魔と天使が×××して 生まれた人间なんだから ズルく优しく寂しがって 矛盾だらけに生きちゃダメなの?」っていうフレーズが自然と出てきて。そこから「人间は天使と悪魔のハーフで、最初から不完全であるってことをテーマにしたアルバムを作ってみよう」って思い付いたんです。
——なるほど。
で、それとは别に「☆Gimme×Gimme☆」と「Toy Soldier」っていうシングル曲が先にあったんですけど、この2曲はそれぞれお菓子の国とおもちゃの国のことを歌っているんです。これらの要素から、「人间は不完全である」という重いテーマをキャッチーかつカラフルにデザインしていこうと思い、このアルバムの制作をスタートさせました。
——先にシングルとして発表された「☆Gimme×Gimme☆」と「Toy Soldier」も、アルバムの中の1曲として聴くとまた违った印象があります。
アルバムを构成する上で、この2曲にもちゃんと意味があることをわかりやすく打ち出すために、「☆Gimme×Gimme☆」と「Toy Soldier」のジャケットにはちょっとした游びも取り入れていて。実はシングルのジャケットデザインはそれぞれお菓子の国とおもちゃの国の国旗になっていて、アルバムジャケットにも使われているんです。
——(「Lollipop Kingdom」3939BOXのジャケットを観て)本当だ、気付きませんでした。こうやってアルバムに向けて长期间一贯したコンセプトで创作活动を行うアーティストって、日本では珍しい気がします。
海外にはDREAM THEATERやTOOLみたいにコンセプチュアルな作品を制作するアーティストはいますけど、确かに日本では珍しいかもしれませんね。でも、俺らはそっち方面に偏りすぎるのもちょっと违うかなと。それは避けたいと思っていて。コンセプトを优先しすぎることによって难しい方向に走って、曲がキャッチーじゃなくなることもありますよね。そもそも俺たちの音楽にジャンルというものが存在してるかわからないですけど、ヒップホップだったり明らかに违うジャンルのサウンドを取り入れるときは、シングル曲って言えるレベルに达さないと発表しないっていう考えがバンド内の共通认识としてあって。今回のアルバムにはそのハードルを超えた曲しか入ってないと思います。
「Lollipop Kingdom」の构想は前作発売前からあった
——では、取っ挂かりになる「ときどきすてきなこのせかい」があって、そこからシングル曲を経て、今作の世界観にどんどん広がりが出たと。
そうです。でも、全然偶然じゃなくて、ゆっくり考えながら作ってきたからこういう作品に仕上がったんです。そもそもシングル曲にしても、いい曲ができたから先に出してあとでアルバムの流れに组み込もうってことではなく、アルバムの仕上がりまでを逆算して考えて出してるんですよ。
——曲顺も早い段阶から决めているんでしょうか? つまり、本作では1曲完成するたびに「この曲はアルバムのこのあたりに入れよう」と考えたんですか? それともアルバムを制作してる最中に「アルバムのこの位置にはこういう曲が欲しい」と考えて、それに见合った曲を作っていったんでしょうか?
后者ですね。アルバム全体のストーリについては先にメンバーには话して、あとで曲を持ち寄って选曲会をするという。例えば戦争のパートではこういう曲が欲しいとか、戦争の终わるきっかけを「不完全Beautyfool Days」で歌って、その后はどういう曲を配置するとか、1年かけてゆっくりとまとめていきました。
——そうだったんですね。
はい。で、それとは别に「Lollipop Kingdom」っていうタイトルは前作「Thrill Ride Pirates」がリリースされる前からあって。いつもそうなんですけど、アルバムが発売される3カ月くらい前にはもう次のアルバムのタイトルが出てきて、次第にストーリーや大まかなイメージが自分の中に浮かんでくるので、そこに向かって制作を进めていくんです。なので、前のアルバムからは1年しか経ってないけど、构想自体は1年半くらいなんですよ。
——今回のアルバム「Lollipop Kingdom」は非常にカラフルでバラエティに富んだ作品だと思いました。「砂糖菓子の王国で起こる、最高に不完全なラヴストーリー」というアルバムのコンセプトはどのようにして生まれたんですか?
元々は「ときどきすてきなこのせかい」(アルバム通常盘のみ収录)の歌词を书いたところから始まりました。いつも作词するときはアルバム全体のストーリーを考えつつ、ところどころの伏线を活かしていくんですけど、もっと本能的に歌词を书きたいと思って作ったのが「ときどきすてきなこのせかい」なんです。そうしたら、「悪魔と天使が×××して 生まれた人间なんだから ズルく优しく寂しがって 矛盾だらけに生きちゃダメなの?」っていうフレーズが自然と出てきて。そこから「人间は天使と悪魔のハーフで、最初から不完全であるってことをテーマにしたアルバムを作ってみよう」って思い付いたんです。
——なるほど。
で、それとは别に「☆Gimme×Gimme☆」と「Toy Soldier」っていうシングル曲が先にあったんですけど、この2曲はそれぞれお菓子の国とおもちゃの国のことを歌っているんです。これらの要素から、「人间は不完全である」という重いテーマをキャッチーかつカラフルにデザインしていこうと思い、このアルバムの制作をスタートさせました。
——先にシングルとして発表された「☆Gimme×Gimme☆」と「Toy Soldier」も、アルバムの中の1曲として聴くとまた违った印象があります。
アルバムを构成する上で、この2曲にもちゃんと意味があることをわかりやすく打ち出すために、「☆Gimme×Gimme☆」と「Toy Soldier」のジャケットにはちょっとした游びも取り入れていて。実はシングルのジャケットデザインはそれぞれお菓子の国とおもちゃの国の国旗になっていて、アルバムジャケットにも使われているんです。
——(「Lollipop Kingdom」3939BOXのジャケットを観て)本当だ、気付きませんでした。こうやってアルバムに向けて长期间一贯したコンセプトで创作活动を行うアーティストって、日本では珍しい気がします。
海外にはDREAM THEATERやTOOLみたいにコンセプチュアルな作品を制作するアーティストはいますけど、确かに日本では珍しいかもしれませんね。でも、俺らはそっち方面に偏りすぎるのもちょっと违うかなと。それは避けたいと思っていて。コンセプトを优先しすぎることによって难しい方向に走って、曲がキャッチーじゃなくなることもありますよね。そもそも俺たちの音楽にジャンルというものが存在してるかわからないですけど、ヒップホップだったり明らかに违うジャンルのサウンドを取り入れるときは、シングル曲って言えるレベルに达さないと発表しないっていう考えがバンド内の共通认识としてあって。今回のアルバムにはそのハードルを超えた曲しか入ってないと思います。
「Lollipop Kingdom」の构想は前作発売前からあった
——では、取っ挂かりになる「ときどきすてきなこのせかい」があって、そこからシングル曲を経て、今作の世界観にどんどん広がりが出たと。
そうです。でも、全然偶然じゃなくて、ゆっくり考えながら作ってきたからこういう作品に仕上がったんです。そもそもシングル曲にしても、いい曲ができたから先に出してあとでアルバムの流れに组み込もうってことではなく、アルバムの仕上がりまでを逆算して考えて出してるんですよ。
——曲顺も早い段阶から决めているんでしょうか? つまり、本作では1曲完成するたびに「この曲はアルバムのこのあたりに入れよう」と考えたんですか? それともアルバムを制作してる最中に「アルバムのこの位置にはこういう曲が欲しい」と考えて、それに见合った曲を作っていったんでしょうか?
后者ですね。アルバム全体のストーリについては先にメンバーには话して、あとで曲を持ち寄って选曲会をするという。例えば戦争のパートではこういう曲が欲しいとか、戦争の终わるきっかけを「不完全Beautyfool Days」で歌って、その后はどういう曲を配置するとか、1年かけてゆっくりとまとめていきました。
——そうだったんですね。
はい。で、それとは别に「Lollipop Kingdom」っていうタイトルは前作「Thrill Ride Pirates」がリリースされる前からあって。いつもそうなんですけど、アルバムが発売される3カ月くらい前にはもう次のアルバムのタイトルが出てきて、次第にストーリーや大まかなイメージが自分の中に浮かんでくるので、そこに向かって制作を进めていくんです。なので、前のアルバムからは1年しか経ってないけど、构想自体は1年半くらいなんですよ。