略歴
1946年生。鹿児岛人。无所属。
东外大中国语科卒。やぎ散人と号す。1968年顷文学の师孙伯醇に出会ふ。以来,素人文人画家として书画一致の実现をめざす。文人画につきて一家言あり。曰く「文人画は,本来一人あそびの素人画なり。その修业は俗気をふるい落とし,初心に返るを第一とす。めざす所は装饰画にあらずして,心ある人の家のかたすみに挂くべき小品なり。俗に交はらず,风流の士とのみ心を通わするなり。画坛などにはかかわらず,自由人たるべし。技より精神を重んじ,意志より游びを重く见,よき作は,何気なく,自然に‘きわどき’瞬间に为るを知るべし。俗悪を憎む心を失ふべからず。
何を描くかは问题とせず。すべての画は,自らの自画像なればなり。その线が吾自身なり。画はむやみと人様の眼にさらすべきものにあらねども,メシを食ふ为には,やむを得ぬこともあるか。ぶざまなる画につきては,お客様のおしかりを赐はれば,又,はげみにもなるものなり。」