留学生の生活費について
平成29年5月1日、日本で学んでいる外国人留学生数は、大学等の高等教育機関では、267,7042人、日本語教育機関では、78,658人となっています。留学中の滞在方法は、ホームステイ・大学の寮・アパート賃貸などがあります。どちらも、正確な数字ではなく一般的に予想される価格となっております。最も価格が高い地域は都会の東京都がある関東地方です。それに対して田舎だと比較的価格は安くなります。
日本の物価は世界でも高い方です。実際の生活費、アルバイト収入は学生によって代
りますが、参考までに独立行政法人日本学生支援機構JASSOが行なった、平成27年度私費外国人留学生生活実態調査によれば、外国人留学生の1か月の生活費（学費は含まない）の平均は80,000円でした。その内訳は、「住居費」が33,000円、「食費」が27,000円、「その他の日常的な経費」が7,000円、「電気、ガス、水道料金」が7,000
円、「趣味・娯楽費」が6,000円です。その他にも通学費や保険料があります。
食費については、食習慣の違いや慣れ親しんだ食材の手に入りにくさなどによって、日本人学生よりも高くなる傾向があり、月40,000円以上かかる留学生が多いです。また、家族で暮らしている留学生の場合は、単身の学生よりも、1.5倍から1.6倍ほどの生活費がかかります。経済的不安によって、勉学に問題が生じないように、生活費については、事前に十分に情報を集め、備える必要がある。
日本での留学生の収入は主に「アルバイト」及び「仕送り」です。居住地域別の収入月額は、関東地方が154,000円と全国で最も高く(東京のみでは158,000円)、四国地方が104,000円と最も低かった。全国の留学生は収入の平均月額は、141,000円です。その一方、支出のうち「学習研究費」が最も多く、次いで「住居費」、「食費」の順です。支出が最も高いのは、民間のアパートやマンションに住む専修学校（専門課程）生で、平均月額は154,000円でした。。最も低いのは、公立大学に通い大学の学生寮に住んでいる大学院レベルの学生で、平均月額は88,000円です。全体の7割以上（74.8％）が何らかのアルバイトに従事していた。職種は、軽労働の「飲食業」が2,064人で全体の半数近く（45.7％）でした。従事時間は、週平均「20時間以上25時間未満」が1,511人（33.5％）と最も多く、次いで「15時間以上20時間未満」が900人（19.9％）です。