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第42话 压缩拼法(2)

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生肉 机翻烤肉


IP属地:重庆1楼2020-09-07 21:55回复
    「ミドラ(三)とミドラ(三)の構造式がガドラ(九)だって、覚えてもないのにどうやってすぐにわかったんですか?」
     質問をしにやってきた俺に、シスターイゼッタは首を傾げてみせた。
    「計算をするためには、こうやって……覚えておいた詠唱図面の中から……」
     うわあ……。
     呆れた。そして、気づいた。
     この世界の数学は、とんでもなく遅れている。
     シスターイゼッタが言っていた詠唱図面とは、各主要スペルの計算式が全て描かれている絵のことだ。人々が考えうる、ほとんど全ての構造式が描かれている。
     その中から、五かける三は十五であると、詠唱図面を一々目で追って確認するやり方をする。
    「シカ(五)をレミット(三)の数の分だけ足す。そうすれば、レミット・シカ(十五)に到達する」ことを、目で追って確認することができる図面。
     無論、図面を探すことに長けた、頭のいい奴もいるだろう。
     だからといって、これを一々覚えているだと!?
     こんなやり方をしているから、単純な数字が提示されている時は暗算出来ても、圧縮構造式という複雑な問題となると、詠唱時間内に解けなくなるのだ。
     方程式レベルになると、より深刻な問題になる。
     詠唱中に「変数エックスの値を求めよ」と提示されても、パニックになるだけだろう。
     しかも詠唱時間というのは、気持ちが焦っているために当然ながら短く、電卓があったとしても、ミスをした瞬間にリセットだ。魔法の発動が失敗になる。
     もう少し数学を研究して、四則演算と方程式の体系を作っていれば、より効率的な、新しい圧縮スペルの公式を作り出せるはずだが……ここの奴らは、そんな概念自体をそもそも認知していない。
     しかも、屋敷での後継者紛争の際、会計士たちと揉めながら感じていた危惧までもが、現実だったことが明らかになった。衝撃的なことに、この世界の人間たちは、ほとんど数学を学んでいないようだ。
     無論、算数という概念が全く存在しないわけではない。
     指で数えられるレベルの算数だけでも、日常に支障がないだけだ。
     正確に言うと、シスターイゼッタが話していたような「三かける三」レベルの暗算なら可能だ。だが、これ以上に数字が大きくなり、式が複雑になれば、暗算は不可能になる。
     よって、詠唱図面たるものが存在しているわけだ。
     だから複式簿記すらなかったのか?
     俺は唖然とした。
     戦争が起きれば、食糧のことなど、数値で計算しないといけないことが山ほどあるはずなのに……数学の研究もしないまま、よく今まで歴史を紡いできたな。
    「じゃあ……ソサ(六)とメント(七)の圧縮比はわかりますか?」
    「バレル・レミット・ダー(四十二)」
     シスターイゼッタが、急いで詠唱図面を漁る。この程度でさえ、暗算では少し複雑だと思うレベルのようだ。しばらく詠唱図面を眺めていたシスターイゼッタが、目を見開いて俺を見る。
     只の掛け算だろうが……。
    「じゃ、じゃあ……レミット・ミドラ(十三)と……バレル・レミット・ダー(四十二)の中間圧縮比は?」
    「うむ……シカ・フェイリート・バレル・レミット・ソサ(五百四十六)?」
    「レ、レ……レミットと、フェイリートは……!?」
    「そんなの簡単だ。オルトレ(千)だ」
     シスターイゼッタが、口をあんぐりとさせた。
     自分が提示した圧縮式は、大変難しいものだと思っていたようだ。
     シスターイゼッタは、まるで人ではない存在を見るような目で、俺の前で固まっている。
     そんなに驚くことか。
     百が十個あれば千個になるなど、地球では常識だぞ。
     しかし数学という概念、そして掛け算表もない世界だと、驚くのも無理はないのかもしれないな。
     少しいたたまれない気持ちになり、頭を掻いた。
     小学生でも解けるレベルの問題だ。
     方程式を使ったり、より高度な数学的演算をすれば、より大きな可能性だって、いくらでも見つけられるはずだ。
     だが、そこまでは説明しなかった。
     まず説明するのも難しそうだし……
     何よりこの女、すぐにでも息が止まりそうな程に衝撃を受けている。
     おい、シスターイゼッタ……大丈夫か!?
    「天才……! パリル・ホール・マグリュード様は天才です!」
    「い、いや……! シスターイゼッタ! そこまでではないから、そう大げさになるな! これは実は、とても簡単な……」
    「すぐに校長先生に報告致します! これはサフハウゼン……いや! この世界全体を変える、革命です! 圧縮スペルの構造式を再定義する、革命なんです!」
    「ストーップ! ちゃんとした検証があったわけでもないから、明かすのはまだ早い!」
     これは……ミスったな。
     ここまで衝撃的な発言として受け止められるとは思わなかった。
     この世界にも数学者やら賢者やらがいるはずだ。
     この世界のどこかで、彼らが学問の研究をしているはず。
     となれば……俺のこの能力は、それを揺るがすチートになってしまう。
     そうなるとお偉いさんたちは、俺のこの計算式を独占しようと、狙ってくるだろう。そうなれば、俺の身が危険にさらされる可能性が高い。
     特別な技術や理論には、世界を変える力があるからな。
     インターネットの発明やスマートフォンの登場が、世界の文化を変えていたように。
     そして何より、俺はこの計算式を、まだ実践で試したことがないのだ。
     急いで動くのは危険だ。
     よって俺は、真剣にシスターイゼッタを止めた。
    「やめろ、シスターイゼッタ。まだ確実に定義されてもいない学問で盛り上がってしまえば、むしろこちらの立場を揺るがしかねない。もう少し時間をかけて、圧縮スペルの研究を確実に進めてから、改めて報告するよ」
    「も、もう構造の把握は終わったのでは? さっきのお返事だと、そうとしか思えません……!」
    「いや、まだ不明確な情報が多い。間違いも多いしな……何というかこのままだと、体調が悪かったりミスをすれば、魔力が暴走する可能性がある!」
    「暴走……?」
    「昨日は、ひどく吐いちまったんだよ! 計算を間違えると気分が悪く……う、うっ……!」
    「パリル様!? 大丈夫ですか?」
    「い、今も……過度な計算のせいで副作用が……! ううっ!」
    「パリル! よ、横! 横になって休んでください!」
     とりあえず話題を逸らそう。俺は、つわりを起こす妊婦のように、大げさに振る舞った。
     この計算式は俺だけの特別な能力であると、まだ知られてはいけない。
     しかも、この公式を使った場合、実際にどれだけ魔力が強くなるのかも、まだ検証していない。


    IP属地:重庆2楼2020-09-07 21:55
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       それから、他の奴らが本当にこの方法を全く知らないのかについても、確認しなければならない。
       まずは検証だ。
       俺は、確実でない情報を広めたくないので、秘密を守ってくれるように何度も念を押してから、シスターイゼッタと別れた。
       シスターイゼッタは真面目な人だ。約束を破ることはしないだろう。
       では今夜、検証の機会を設けてみるか。
       シスターイゼッタを通して、俺の公式が合っているという確認は取れた。次は、サークル一の体でどこまで魔力を使えるのか、やってみる番だ。
      「……」
       明け方……か。
       寒気に襲われて、目を覚ました。
       ひと気のない、早朝。鳥の鳴き声が聞こえてくる。
       鼻から、鼻水がどろっと流れた。
       俺はぼんやりと、瞬きをした。
       そうか……。
       俺は、気絶していた。
      「圧縮率三倍で……気絶か……」
       あれは、単純に魔力を運用していた時とは違って、ひどい苦痛を伴う感覚だった。
       名前を言い、圧縮式を詠唱してから、目の前のスペルを計算して調合していった。
       順調に詠唱時間内に二倍の圧縮式を解くと、体内にあるサークルに、魔力が集まるのを感じた。
       体が一瞬で熱くなった。
       成功だった。
       俺が導き出した計算式で、サークル一の器にいサークル二の分量の魔力を入れられた。
       少し興奮した俺は、その勢いで続けて圧縮率三倍に挑戦した。
       より難易度は高くなるが、たかが算数の問題だと思いながら、圧縮式を唱えた。
       その瞬間、とてつもない熱気と苦痛を感じた。
       同時に、糸が「プツン」と切れるように、俺の意識も途切れた。
       それが、気絶だった。
       俺は気絶したのだ。
       ということは、三倍の圧縮というのは、意識を失う程に精神に負荷がかかる行為だということになる。
      「はあ……」
       体を起こして、座った。
       ため息が自然と出る。
       やっとひとつチートを見つけたと思ったのに、何だこれは……通常時の体で使えないと意味がないじゃないか。
       マザーとしての俺の才能は、サークル一に過ぎない。
       よって俺は、この小さい器の中に、なるべく多くの魔力を圧縮して入れるつもりだった。
       二倍までは成功したのに……。だからといって、三倍を失敗のまま止めるわけにもいかない。
       勇者学園には、サークル九の生徒もいるのだ。
       奴らと同等の力を持つには、せめて九倍には圧縮できなければ困る。
      「期待……したのに……」
       倒れた時のショックのせいか、まだ俺の手はブルブルと震えている。
       間違いなく、会心のカードを見つけ出せたと思ったのに。
       誰も知らない秘密の地を、真っ先に見つけられたと。
       ビジネスで何度も経験した、あの「逆転の一手」を、今回も見つけられたと思っていた。
      「まあ……そう簡単にはいかないよな……」
       だからといって、ここで諦めるわけにはいかない。
       絶対に諦めない。それが俺の強みじゃないか!
       俺は歯を食いしばって、再び覚悟を決めた。
       ――それなのに……足が動かない!
       歩けない……!
       くそっ!
       寒いし、腹は減ってるし、どうしたらいいんだ!?
       この状況で脳裏に浮かんだ人が、よりによってジークだという事実が、俺をより悲惨な気分にさせた。
       いや、それでもいい! ジークでもいい……!
       誰でもいいから助けに来い……!
      「パリル殿ー!」
       その時、誰かが俺の名前を叫んだ。
       ハッと目が覚めた。まるで、無人島に漂流していた時に、目の前を通る船を目撃した気分だ!
       ここだ! ここにいる!
       俺は必死に叫ぼうとしたが、声が出なかった。
       見えるように手を振りたいのに、腕も持ち上がらない。
       くそ……! もう駄目か……?
      「どこにいるでござるか!? パリル殿!」
       プッ!?
       近くなった声と、その特有の口調を聞いた瞬間、俺はプッと噴き出した。そして、直前まで必死に手を振って人を呼びたかった気持ちを抑えて、そのまま息を殺した。
       俺は、石になることにした。
       道端に転がる、石だ。何なら、土とひとつになってもいい。
       このまま自然に還るか。大人しく土に埋まろう。
       この格好悪い姿を奴に見られるくらいなら、その方がいい。
      「パリル殿!? こんなところで何をしているでござるか? 何があったのでござる!?」
       無駄に視力がいい……。
       声の主人公、ジークが俺を発見すると、大急ぎで駆けつけてきた。
       俺の前に跪き、俺を抱え上げる奴の行動に、俺は顔を赤らめてしまった。
       感動したからではない。恥ずかしいからだ。何て恥ずかしいことを……!
      「訓練に行ってくるって言ったきり……明け方まで戻ってこないから……」
      「こ、こんな暗闇の中で……よく俺を見つけたな……」
      「パリル殿の匂いがしたでござるよ!」
       ヒッ……!
       お前は本当に人間か? 実は獣じゃないのか?
       この野原で俺の匂いを嗅ぎ分け、それを辿って俺を見つけ出すとは。
       これは少しぞっとするぞ、お前……。
       次の瞬間、体がすっと上に持ち上がった。
       驚いている俺を、ジークがお姫様抱っこでぐいっと持ち上げたのだ。
       なっ……何だ? 一瞬で耳まで赤くなってしまった。こ、これ……恥ずかしいからだよな?
      「体が冷たいでござる、パリル殿……早く戻って、お風呂に入らないといけないでござるな……」
      「い、今は……指一本動かすのも難しい状態だよ……」
      「心配ご無用でござる! 拙者が入れてあげるでござる……!」
      「なるほど。……って!そんなことをしたら、回復してから必ずお前をぶっ殺す」
      「信じてほしいでござる! 介護でござるよ……!」
      「真剣な顔で鼻息を荒くするな! っていうか、この抱き方は気持ち悪いから普通におぶれ!」
       どう見ても不純な意図に満ちた表情だろうが!
       俺の体に指一本触れてみろ……! とんかつにして食ってやる! ソースに漬けて食ってやるからな!
       しかしこの状況、恥ずかしいったらありゃしない。
       これでは完全に、ジークに救われているじゃないか……。
       恥ずかしい……!
       穴があったら入りたい!
       恰好悪いにも程がある!
       ああ……死にたい。本気で……!
       ジークが、何とか俺の体を背中に回しておぶると、急いで走り始めた。
       驚く速さだ。これが勇者のスピードなのか?
       周りの風景が、まるで、走る列車の車窓から見える景色のように過ぎゆく。
       俺は風を切っている感覚を感じながら、ジークの背中に顔を付けた。そしてしばらく、彼の心臓の音を聞いていた。
      「……」
       意外と……広いんだな。
       先程までの緊急状態から抜け出せたことに安心したからだろうか。体が温まっているように感じた。
       何となく、安心するような気分。
       俺はジークにおぶられたまま、彼の背中を眺めた。
       そしてやがて力を抜き、彼の背中に自然に体重を任せた。
       この上なく格好悪いところを見られはしたが、なぜか心が休まった気がする。
       ジークが俺を探しに来てくれたことが、嫌ではないと感じた。
       ああ。わかるような気がする。
       これは、「一人ではない」という気持ちだ。
       この勇者学園に来て初めて、自分は一人ではないと思えた。


      IP属地:重庆3楼2020-09-07 21:58
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        【米德尔(三)和米德尔(三)的结构式是加德拉(九),明明记不起来怎么马上就知道了?】
        对来提问的我,伊泽塔歪着头。
        【为了计算,就这样......从记住的咏唱图纸中......】
        哇...。
        呆住了。然后注意到了。
        这个世界上的数学,绝对是落后的。
        伊泽塔所说的咏唱图式,是指各主要拼写的计算公式全部被描绘的画。书中描绘了人们能够想到的几乎所有的结构公式。
        其中,五乘三为十五时,采用一一确认吟诵图纸的方法。
        【将席卡(5)加到米德尔(3)的数量上。这样就能得到席卡·米德尔(15)】在这张图上可以用眼睛看到。
        当然,也有擅长找图纸的,聪明的家伙吧。
        即便如此,这些全部都要记住!?
        由于采用了这样的方法,即使在提示单纯的数字时能够心算,但如果出现压缩结构式这一复杂的问题,就无法在吟诵时间内解开。
        如果是方程式水平,问题就更严重了。
        咏唱中提示【求变量x的值】,也只会造成恐慌吧。
        而且所谓咏唱时间,由于心情焦急,当然本身也很短,即使有计算器,也要在出错的瞬间重置。 魔法的发动会失败。
        如果再多研究一些数学,建立四则演算和方程式的体系的话,应该能做出更有效率的新的压缩拼写公式…但是这里的那些家伙根本就不认识那样的概念本身。
        而且,在宅邸发生后继者纠纷时,与会计师们发生争执时所感受到的恐惧也是现实。 令人震惊的是,这个世界上的人似乎很少学数学。
        当然,数学的概念并不是完全不存在。
        即使是用手指数数的算数水平,也不会影响日常生活。
        准确地说,像伊泽塔所说的【三乘以三】程度的暗算是可能的。但是,如果数字再大,公式再复杂,就不可能进行暗算。
        因此,作为咏唱图纸的东西是存在的。
        所以连复式记账都没有吗?
        我哑然了。
        如果战争爆发的话,粮食的事情应该有很多事情要用数字来计算…连数学的研究都没做,就很好地编织了历史。
        【那么...你知道索沙(6)和门托(7)的压缩比吗?】
        【巴列尔·雷米特·达(42)】
        伊泽塔急忙拿起咏唱图。就连这种程度,在心算上似乎也有点复杂。看了一会儿咏唱图的修女,睁大眼睛看着我。
        只是乘法吧…。
        【那么...雷米特·米德尔(13)和...巴列尔·雷米特·达(42)的压缩比是?】
        【嗯...席卡·费耶莉特·巴列尔·雷米特·索沙(546)?】
        【雷...雷米特(10)和费耶莉特(100)...!?】
        【这么简单,奥尔特莱(1000)。】
        伊泽塔·弗雷姆张大了嘴巴。
        他似乎认为自己提出的压缩式非常困难。
        伊泽塔·弗雷姆,以仿佛看见不是人的存在的眼神,在我面前凝固着。
        这么惊讶吗?
        一百有十个就是一千个,这在地球是常识。
        但是在没有数学这个概念,也没有乘法表的世界里,让人惊讶也不是没有道理的。
        心情变得有点难过,挠了挠头。
        这是连小学生都能解决的问题。
        如果使用方程式或进行更高级的数学运算,就会发现更大的可能性。
        但是,没有说明到那种程度。
        首先说明好像也很困难…
        最重要的是这个女人受到了巨大的冲击,马上就要喘不过气来。
        喂,伊泽塔...没问题吧!?
        【天才...!佩莉尔·霍尔·玛格琉德是天才!】
        【不,不...!修女伊泽塔,没到那种程度,不要这么夸张!这其实很简单...】
        【我马上向校长报告!这是一场改变整个世界的革命!是一场重新定义压缩拼写结构的革命!】
        【stop !我也没有做过验证,所以现在还太早!】
        这是...失误了。
        没想到会被认为是如此具有冲击性的发言。
        这个世界上应该也有数学家和聪明人。
        在这个世界的某个地方,他们应该也在研究学问。
        如果是...我的这个能力,会成为动摇那个的关键。
        那样的话,大人物们会瞄准独占这个计算公式的我吧。那样的话,我很有可能会暴露在危险之中。
        因为特别的技术和理论,有改变世界的力量。
        就像互联网的发明和智能手机的出现改变了世界的文化一样。
        而且最重要的是,我还没有在实践中尝试过这个计算公式。
        贸然行动是危险的。
        因此,我认真地阻止了修女伊泽塔。
        【住手,伊泽塔修女。 如果在尚未被确切定义的学问上沸腾起来的话,反而有可能动摇我们的立场。 我会花更多的时间,确保压缩拼写的研究得到落实,然后再向您报告。】
        【不过,结构的把握已经结束了吧? 听您刚才的回答,我只能这么想…!】
        【不,还有很多不明确的信息。错误也很多…如果一直这样下去,身体状态不好或者失误的话,就有可能让魔力暴走!】
        【暴走...】
        【昨天吐得太厉害了!计算失误的话会不舒服…唔…!】
        【佩莉尔大人!没事吧?】
        【是的,现在也…因为过度的计算,产生了副作用…】
        【佩莉尔!躺下休息吧!】
        总之先转移话题吧。我就像引起孕吐的孕妇一样,表现得很夸张。
        这个计算公式是我独有的特殊能力,还不能让人知道。
        而且,使用这个公式的情况下,实际上会有多么强大的魔力,还没有得到验证。


        IP属地:重庆4楼2020-09-07 21:58
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          另外,还要确认其他人是否真的完全不知道这个方法。
          首先是验证。
          我不想传播不确定的信息,所以再三叮嘱要保守秘密,然后和伊泽塔修女分别了。
          伊泽塔·弗雷姆是个认真的人。不会违背约定的吧。
          那么,今晚,我就准备一个验证的机会。
          通过伊泽塔修女,确认了我的公式是正确的。接下来,circleⅠ的身体到底能使用到什么程度,就该试试看了。【...】
          黎明…吗?
          我被寒气侵袭,睁开了眼睛。
          没人注意到,一大早。能听到鸟的叫声。
          鼻涕从鼻子里哗哗地流了出来。
          我呆呆地眨了眨眼。
          是吗…。
          我晕过去了。
          【压缩率三倍…是晕了吗…】
          那是与单纯运用魔力时不同的,伴随着巨大痛苦的感觉。
          说了名字,咏唱了压缩式之后,计算眼前的拼写并进行了调和。
          顺利地在咏唱时间内解开两倍的压缩式的话,感觉在体内的圈,聚集魔力。
          身体瞬间发热。
          成功了。
          在我导出的计算式中,circleⅠ的容器被放入了circleⅡ分量的魔力。
          稍微兴奋的我,继续那个气势挑战压缩率三倍。
          虽然难度有所提高,但他认为这只是算术题,就提高了压缩式。
          那一瞬间,他感到了无比的兴奋和痛苦。
          同时,我的意识也像线“嘭”的一声断了。
          昏厥。
          我晕过去了。
          也就是说,三倍的压缩是一种精神负荷,达到失去意识程度的行为。
          【哎...】
          坐起身来。
          自然而然地叹气。
          我以为终于找到了一个作弊的方法,这算什么…这个身体不能使用的话就没有意义了。
          作为奶妈(マザー),我的才能不过是circleⅠ。
          因此,我打算在这个小小的器皿中,尽可能地放入更多魔力。
          虽然两倍成功了...。但是,也不能在三倍就失败。
          勇者学院里也有circle Ⅸ的学生。
          要想拥有与它们同等的力量,至少要压缩到九倍才行。
          【明明...很期待的...】
          也许是因为倒下的时候受到的打击,我的手还在颤动。
          明明以为找到了王牌。
          谁也不知道的秘密之地,最先被发现了。
          我以为这次也找到了在商业上经历过很多次的“逆转的一招”。
          【啊…可不能这么简单啊…】
          但也不能就此放弃。
          绝对不会放弃。这不是我的强项吗?
          我咬紧牙关,再次下定决心。
          ——尽管如此…脚不动了!
          走不了路...!
          该死!
          又冷又饿,怎么办才好呢!?
          在这种情况下,脑海中浮现出的人偏偏是吉克的事实,让我更加悲惨。
          不,这样也行!吉克也可以…!
          谁都可以,来救我…!
          【佩莉尔大人!】
          有人喊了我的名字。
          一下子醒了。就好像,在无人岛漂流的时候,目击了眼前经过的船一样!
          在这里!在这里!
          我拼命想叫,可是没有出声。
          明明想要挥手示意,却连手臂都抬不起来。
          可恶…!已经不行了吗…?
          【你在哪里?佩莉尔大人!】
          噗!?
          听到那接近的声音和那特有的语调的瞬间,我噗的一声喷了出来。然后,抑制住之前拼命挥手想叫人的心情,就那样屏住了呼吸。
          我决定成为石头。
          是滚动在路边的石头。如果可以的话,也可以和泥土融为一体。
          就这样回归自然吗?老老实实埋在土里吧。
          与其让他看到这个难看的样子,还不如那个好。
          【佩莉尔大人!?你在这里干什么?发生什么事了?】
          只有视力没用的好...。
          声音的主人公,吉克一发现我,就急忙赶了过来。
          跪在我面前,抱着我的行为让我脸红。
          不是因为感动。因为不好意思。有什么不好意思的…!
          【说要去训练…直到天亮还没回来…】
          【啊,在这样的黑暗中…你发现我了吗?】
          【我闻到了佩莉尔大人的味道,对不起!】
          唔...!
          你真的是人吗?其实不是野兽吗?
          在这片原野上辨别我的气味,然后寻找我。
          这个有点吓人,你...。
          下一瞬间,身体一下子向上抬起。
          吉克用公主抱一把,把吓了一跳的我抱了起来。
          变成…什么?一瞬间连耳朵都红了。这个,这个…是因为害羞吧?
          【你的身体很冷,佩莉尔…必须快点回来洗澡…】
          【嗯,现在…连一根手指都很难动…】
          【不用担心!在下可以帮你…!】
          【原来如此。…这么说!如果做了那样的事,恢复后一定要把你杀死。】
          【请相信我!我要照顾你…!】
          【不要一脸严肃地哼着鼻子!话说,这种抱法很恶心,正常地抱起来吧!】
          怎么看都是充满不纯意图的表情!
          如果试着触摸我的身体一根手指…!切成炸猪排吃!我要把它放在酱汁里吃!
          可是这种情况,真是不好意思。
          这样不是完全被吉克救了吗…。
          不好意思…!
          有洞的话想进去!
          不是这样的!
          啊…想死。 认真的…!
          吉克想方设法把我的身体放在背上,然后迅速地跑了起来。
          速度惊人。这就是勇者的速度吗?
          周围的风景,就像从飞驰的列车车窗看到的景色一样地过去。
          我一边感受着刮着风的感觉,一边把脸贴在吉克的背上。
          然后听了一会儿他的心跳声。
          【……】
          出乎意料…好宽敞啊。
          是因为从刚才的紧急状态中摆脱出来而安心了吗?我感觉身体温暖了。
          莫名的,安心的心情。
          我被齐克背着,看着他的背。
          然后,他放松了,自然地把体重放在他的背上。
          虽然被人看到了无比难看的地方,但不知为何,我的心似乎放松了。
          我不讨厌吉克来找我。
          啊。我好像明白了。
          这是一种“不是一个人”的心情。
          来到这个勇者学园第一次,觉得自己不是一个人。
          ——完——


          IP属地:重庆5楼2020-09-07 21:59
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            男主(女主):佩莉尔·霍尔·玛格琉德
            死肥宅(男主魔术伴侣):吉克盖·弗里德
            男主班的班长(带头欺凌男主):雷斯蒂娜
            勇者学院学生会长(给予男主考验):希尔德加特・洛可萨尼亚
            修女(傻白甜 学院老师):伊泽塔·弗雷姆
            修女(看起来很坚强):玛米莉亚·塞斯特
            修女(负责的保健室):阿格利泽
            学院长(?):埃利斯·豪森
            魔兽(被7勇士消灭的):艾尔塔利亚
            奶妈(マザー)
            Order
            circle(circleⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅶ,Ⅷ,Ⅸ,Ⅹ)
            伯爵第二夫人:埃梅达拉·霍尔·玛格琉德
            伯爵(男主爸):凯因·霍尔·玛格琉德
            伯爵夫人(男主妈):赛丽斯塔·霍尔·玛格琉德
            第二夫人女儿(男主表妹 伯爵家暂定继承人 天才):朵卢丽雅·霍尔·玛格琉德
            专属女仆(被男主获得把柄):帕斯塔·碧瑞里
            胖男爵(男主差点被嫁过去):布鲁曼男爵家
            ハビアン=1
             ダー=2
             ミドラ=3
             バレル=4
             シカ=5
            ソサ=6
            メント=7
            がガドラ= 9
             レミット=10
             フェイリート=100
             オルトレ=1000
            哈比安= 1
            达=2
            米德尔=3
            巴列尔=4
            席卡=5
            索沙=6
            门托=7
            加德拉=9
            雷米特=10
            费耶里特=100
            奥尔特莱=1000


            IP属地:重庆6楼2020-09-07 22:01
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